yumは大変便利なパッケージ管理システムであるが、インターネットにつながっていないとその威力を発揮できない。ローカルでもyumによるパッケージ管理の恩恵を預かりたい場合、自分でRPMファイルを集めてきてリポジトリを作成し、そのリポジトリをyumで管理する必要がある。
今回は、Webサーバからリポジトリにアクセスできるように作成してみる。
yumリポジトリの作成
参考
手順
1.createrepoのインストール
yum install createrepo
※ネットにつながっていない場合は、http://rpm.pbone.net/等からcreaterepoのRPMパッケージを拾ってきてRPMでインストールしましょう。
mkdir -p /var/www/html/rpm
3.リポジトリに必要なメタデータ、sqliteデータベースの作成
createrepo -v /var/www/html/rpm
※ 参考頁にある --database は、デフォルト有効なので指定不要
※ -v はverboseなのでなくてもok
4.設定ファイルの作成
外部にアクセスに行かないよう、既存リポジトリを無効化(enabled=0)する。
/etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo
[base]
enabled=0
[updates]
enabled=0
[extras]
enabled=0
作成したリポジトリの設定を行う
/etc/yum.repos.d/myrepo.repoを新規作成
[myrepo]
name=myrepo repo
baseurl=http://{webサーバのアドレス}/rpm
gpgcheck=0
enabled=1
以上。