a stray sheep

お仕事周りの雑記帳

Bluetoothスピーカーから音を出す

Bluetoothスピーカーとつなぐ

ラズパイマガジン 2017年8月号の「Raspberry Piで楽しむPCオーディオ」を参考にしました。
今回はとくにスマホからの操作をしたいわけではないので、途中の手順は飛ばしてます。

スピーカーは、SonyのSRS-X33を使います。

パッケージとファームウェアの更新

$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
$ sudo apt install rpi-update
$ sudo rpi-update

Bluetoothの設定

音を出すだけなら、PulseAudio関係の設定はいらないですね、きっと。

BlueZとpulseaudio-module-bluetoothをインストール

$ sudo apt install bluez pulseaudio-module-bluetooth

PulseAudioのsystemdサービス化

ラズパイ起動時にPulseAudioが起動するよう、サービス化の設定

$ sudo vi /etc/systemd/system/pulseaudio.service

[Unit]
Description=Pulse Audio

[Services]
Type=simple
ExecStart=/usr/bin/pulseaudio --system --disallow-exit --disable-shm

[Install]
WantedBy=multi-user.target

PulseAudioサービスのポリシー設定

PulseAudioとBlueZの通信を許可するポリシーを設定

$ sudo vi /etc/dbus-1/system.d/pulseaudio-bluetooth.conf

<busconfig>
    <policy user="pulse">
        <allow send_destination="org.bluez"/>
    </policy>
</busconfig>

PulseAudioのモジュール設定

Bluetooth関連のサービスを読み込む設定をファイルの最後に追加

$ sudo vi /etc/pulse/system.pa

...
### Automatically load driver modules for Bluetooth hardware
.ifexists module-bluetooth-policy.so
load-module module-bluetooth-policy
.endif

.ifexists module-bluetooth-discover.so
load-module module-bluetooth-discover
.endif

PulseAudioの起動・有効化

$ sudo systemctl start pulseaudio.service
$ sudo systemctl enable pulseaudio.service

piユーザをPulseAudioで音声を出力するためのグループに追加

$ sudo usermod -a -G pulse,pulse-access pi

Bluetoothスピーカーと接続

Bluetoothバイスの準備

  • 電源を入れる
  • ペアリング状態にする(SRS-X33の場合は、PAIRINGボタン長押し)

Bluetoohデバイスとペアリング

$ sudo bluetoothctl
[NEW] Controller XX:XX:XX:XX:XX:XX raspberrypi [default]
[NEW] Device YY:YY:YY:YY:YY:YY W01_*********
[NEW] Device ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ SRS-X33 

[bluetooth]# agent on   #エージェント有効
Agent registered

[bluetooth]# default-agent #エージェントリクエスト発行
Default agent request successful

[bluetooth]# scan on  #デバイス探索開始
Discovery started
[CHG] Controller XX:XX:XX:XX:XX:XX Discovering: yes
[CHG] Device YY:YY:YY:YY:YY:YY RSSI: -96
[CHG] Device ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ RSSI: -38 #デバイス探索で見つかったデバイスとペアリング

[bluetooth]# pair ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ  #発見したデバイスとペアリング
Attempting to pair with ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ
Failed to pair: org.bluez.Error.AlreadyExists
[CHG] Device ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ Connected: yes
[DEL] Device YY:YY:YY:YY:YY:YY W01_************
[NEW] Device YY:YY:YY:YY:YY:YY W01_************

[bluetooth]# trust ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ  #デバイスをtrustして、次回以降自動接続する
Changing ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ trust succeeded

[bluetooth]# connect ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ  #ペアリングしたデバイスを接続
Attempting to connect to ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ
Connection successful  #これが出ると、PAIRINGボタンが点滅から点灯に変わる

[bluetooth]# exit
Agent unregistered
[DEL] Controller ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ:ZZ raspberrypi [default]

音声テスト

$ cd /usr/share/sounds/alsa
$ ls
ront_Center.wav  Noise.wav        Rear_Right.wav
Front_Left.wav    Rear_Center.wav  Side_Left.wav
Front_Right.wav   Rear_Left.wav    Side_Right.wav
$ aplay Noise.wav
再生中 WAVE 'Noise.wav' : Signed 16 bit Little Endian, レート 48000 Hz, モノラル

スピーカーから音が出ました。成功!!

Raspberry Piのアドレス固定化

毎回アドレスが変わると面倒なので、IPを固定化しておきます。

/etc/network/interfaces

$ sudo vi /etc/network/interfaces

...
## iface eth0 inet manual     //ここはコメントアウト
auto eth0
iface eth0 inet static
    address 192.168.1.9
    netmask 255.255.255.0
    network 192.168.1.0
    broadcast 192.168.1.255
    gateway 192.168.1.1
    dns-nameservers 192.168.1.1
...

繋がりますね。が、しかし、ネットを見てみると /etc/dhcpcd.conf派がかなり多いなぁ・・・。どれが正解なんだ??

こちらに解がありました。

Raspbian(jessie)の固定IPアドレス設定方法


/etc/network/interfaceの中身を改めてみてみます。

Please note that this file is written to be used with dhcpcd

For static IP, consult /etc/dhcpcd.conf and 'man dhcpcd.conf'

静的IPは、/etc/dhcpcd.conf を調べてね、って言ってる。


man dhcpcd.conf

たくさん書いててちょっと読む気になれないので、一部を抜粋

static value
  interface eth0
  static ip_address=192.168.0.10/24
  static routers=192.168.0.1
  static domain_name_servers=192.168.0.1

どうやらこの設定を追加しれみればいいっぽい。ネットでも同様です。

/etc/dhcpcd.conf

ファイルの一番最後に追加

$ sudo vi /etc/dhcpcd.conf

...
interface eth0
static ip_address=192.168.1.9/24
static routers=192.168.1.1
static domain_name_servers=192.168.1.1

/etc/network/interfacesの設定は戻して、rebootする。


繋がりました。

Raspberry Piの日本語化とSSH接続

いろいろ設定してみます。

 

日本語化

メニュー→「Preferences」→「Raspberry Pi Configuration」で、設定ウィンドウを開く

Localizationタブ

  • Locale
      Language: ja (Japanese)
      Country: JP (Japan)
  • TImezone
      Area: Japan
  • Keyboard
      Japna/Japanese
  • WiFi Country
      Japan

 

を設定して、reboot

→見事に、日本語になりましたー

f:id:belial6:20170627235412p:plain

 

SSH接続

メニュー→「設定」→「Raspberry Pi の設定」で、設定ウィンドウを開く

インタフェースタブで、以下を選択

  SSH: Disable →Enable

f:id:belial6:20170628000821p:plain

 

IPアドレスを確認したら、「192.168.1.9」でした。

 

そして、ノートからTeraTermで接続

  アドレス: 192.168.1.9

   ユーザ/パスワード: pi/raspberry

→接続できました。

 

 これで、ラズパイをもっと容易に使うことができます。

 

 

Raspberry Piを起動してみた

 

今回は、ラズパイを起動してみたいと思います。

ここらへんは、ラズパイマガジン2017年8月号のP137~に書いてあります。

 

1)まずは、スターターキットのmicroSDカード(16GB)を差し込みます。
OSは書き込み済みなので、そのまま差すだけです。

f:id:belial6:20170627232220p:plain

 

2)続いて、ラズパイにいろいろ差していきます。

  • LANケーブル
  • USBキーボード
  • USBマウス
  • HDMIケーブル(液晶テレビとつなぎました)
  • 電源アダプター

 

3)いよいよ電源を入れます。スイッチオン!!

電源入れた後の画面です。おぉ、何か起動した。そして、OSではない!?

f:id:belial6:20170627232031p:plain

 

4)最初の画面は、NOOBSでした。

「OS書き込み済み」って書いてあったから、てっきりOSインストール済みかと思ったら、OS導入支援ツールの「NOOBS」が書き込み済みとのこと(中の紙に書いてあった・・・)

まぁ、いいや「Raspbian[推奨]」をチェックして、「インストール」をクリック

f:id:belial6:20170627233148p:plain

 

5)インストール完了!

f:id:belial6:20170627234506p:plain

 

f:id:belial6:20170627235231p:plain

 

 次にやりたいのは、SSHでノートPCから操作できるようにすること。トライします。

 

Raspberry Piを買ってみた

前から気になっていたRaspberry Piを買いました。

初めてなので、確実に動くキットがほしかったので、安全そうな日経BP社が販売しているものをチョイス。

itpro.nikkeibp.co.jp

 

 

購入したのは、以下3点で、合計20,190円(税込) です。

  • Pi3カメラケースセット(ラズパイマガジン+Pi 3+新型カメラ+ケース) 11,750円(税込)
  • ラズパイマガジン2017年6月号・8月号電子工作キット 5,200円(税込)
  • ラズパイマガジンが選ぶスターターキット 3,240円(税込)

 

ラズパイ3

f:id:belial6:20170627224951p:plain

f:id:belial6:20170627225407p:plain

ラズパイケース

f:id:belial6:20170627225023p:plain

カメラモジュール

f:id:belial6:20170627225100p:plain

電子工作キットとスターターキット

f:id:belial6:20170627224909p:plain

 

 開封して、外見を触ってみたところで注意点

  • ラズパイケース ・・・かっちりハマりません。ナナメっちゃうんですよねぇ。ハメ方が悪いのか?こんなものなのか?ケースが不良なのか?よくわかりませんが、ケースは買わなくてもいいと思いました。もっといいのがありそうな。
  • 公式タッチディスプレイ ・・・買ってないんですが、中に紙が入っていて、「本ディスプレイの組み立てはかなり複雑ですので、慎重に作業してください。」と書いてあります。自信のない人はちょっと心して買ってください。

 

次回から実際につなげていきます。

 

HP iLO バージョンやライセンスについて調べてみた

リモート管理のために、HP iLOの調査を少ししているので、その備忘録です。

今回は、新旧サーバがあるけど、サーバによって搭載しているiLOが違うし、その場合どんな対応すればいいんだっけ?ライセンスはどうなってるんだっけ?的なことを簡単にまとめようと思います。

 

まずiLOについてのよくある質問が以下にありました。iLOについてちょっと知りたいかったことがまとまっていたので参考になります。

http://h20564.www2.hpe.com/hpsc/doc/public/display?docId=emr_na-c03911362

 

今日まとめたことはこちら。

  • iLOの種類とサーバ別搭載表
  • iLO2→iLO3、iLO3→iLO4ってできる?
  • iLO4のライセンスはあるけど、iLO2のライセンスは?
  • iLOのマニュアル一覧

 

iLOの種類とサーバ別搭載表

古いサーバのシステム構成図とかを見ていて、iLOじゃなくてLOってのがあります。まぁiLO以前の呼び名なんだろうというのは明白ではありますが、ちゃんとドキュメントで確認しておきたかったので。

iLOの種類

 正式名称:HP Integrated Lights-Out

 バージョン:LO100、iLO、iLO2、iLO3、iLO4

サーバ別搭載表

 かろうじてG8世代なので古いです。

 #新しいものを見つけたらあとで更新

 http://h20564.www2.hpe.com/hpsc/doc/public/display?docLocale=null&docId=emr_na-c03509397#DL

 

 

iLO2→iLO3、iLO3→iLO4ってできる?

新旧いろんなサーバを管理していますが、古いサーバだとLO100やiLO2搭載となっています。最近iLO4を使いたい場面があって、その際にiLO2でも同じことができるのか?できない場合は、アップグレード?取り換え?(ファームでなく、iLOそのもののバージョンを)するのか? を調べてみました。

 

「iLO3とiLO2の違いについて知りたい」

http://h20564.www2.hpe.com/hpsc/doc/public/display?docLocale=null&docId=emr_na-c03099730

 

マネジメントプロセッサーは、サーバーのマザーボードに内蔵されているため、取り換えはできません

iLO2→iLO3について明確に書いてありました。iLO3→iLO4でも同様でしょうね。

 

 

iLOバージョンごとに専用のライセンスがある?

取り換えできないことはわかりましたが、ライセンスは同じものでもよいのか?それともバージョンごとに専用のものがあって、それを買う必要があるのか?

HPE iLO Licensing Guide

http://h20564.www2.hpe.com/hpsc/doc/public/display?docId=c04951959

 

頁8の図1: Figure1 HPE iLO license decision process

サーバ種別(DLラインとか、世代 Gen9とか)によって、使えるライセンスがある、と。

古いのだと、Essentials、Scale-Outは使えなくて、Advancedが必要らしい。

iLO Advanced Support -> All HPE ProLiant Servers that have iLO in them

 

Essentials < Advanced なので、お金がかかるってことです。

http://h50146.www5.hpe.com/products/servers/proliant/essentials/ilo4/mo.html

#評価版でEssentialsを入手しておいたんです(iLO4検証用として)が、古いのに入れて使えるかを試そうと思っていた目論見が外れた。。。評価版Advancedを入手しないと。

 

 

iLOのマニュアル一覧

まとまっていて今後使えそうだったので、貼っておきます。

http://h50146.www5.hpe.com/doc/manual/proliant/option.html#rk

 

以上

HP iLO 接続できない -解決-

2017.2.10 更新 

問題が解決しました。
結論は、
 1.OSのNICとは異なるアドレスを振る。
 2.リモートマシンから接続する。
です。

 

よくよく考えれば当たり前なことでした。

共有ネットワークポートなので、OSと同じアドレスだろうと思って設定していましたが、iLOとOSのNICは異なるものです(MACアドレスが違う)。なので、異なるアドレスを振る必要がありました。

共有ネットワークポートだと2つのアドレスを消費してしまうので、こちらをプライベートにするのが良いですね。リモート管理だから、そう設計するとは思いますが。

あと、OSからiLOに接続することはできないようです。外部からアクセスしたらできました。リモート管理なのでOSに接続できるなら、iLOは要らないですもんね。

 

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2017.1.29 のエントリ

iLOのアドレスを設定し、ブラウザから接続を試みたがつながらない!

 

現在は、調査中のステータス。

 

以下、試したいことをリストアップ

  • ブラウザのプロキシサーバの設定を解除する。
  • ブラウザの暗号化レベルが128ビットであることを確認する。

 

とりあえず、以上。明日試そう。

プロキシな気がしてる・・・。

→関係なかった。。。